Q&A 参考資料

あまりまとまった資料のないシカゴですが、ここでは貴重で、かつ、比較的手に入り易いものを書き出してみました。

とにかくまずは、伊藤秀世さんの執筆群を抜きには語れません。シカゴをはじめて聴かれる方には「誰?」と思われるかもしれませんが、伊藤さんは音楽評論家であり、大のシカゴ・ファンなのです。

しかし、最近ではもはやそんな言葉では片付けられないかもしれません。なぜなら、近年のシカゴ関連のCD、来日公演などの企画が氏の猛烈なご尽力により実現し、この方の恩恵を受けていない日本のシカゴ・ファンは存在しないからです。そのお名前は、シカゴのCDライナー上はもとより、シカゴがらみの特集記事では必ずと言っていいほど目にしますので、要チェックです。それ自体を心待ちにしてるファンもとても多いんですよ。

本ページではこの伊藤さんをはじめ、その他シカゴに関する各音楽評論家の方々が書かれたライナーあるいは記事を参考にさせていただきつつ、個人的な観点から一ファンとしての私的感想を綴ったもので構成されています。ですから、“推測”や“勘”で書かれたものも多々ありますので、どうぞその点は差し引いてご覧ください。

最終的には実際にCDをお手に取られてお聴きいただけるよう、そのためのキッカケ作りができれば、というのがこのページのねらいなのです。

ところで、もっとシカゴについて知りたい!という方にはいくつか今でも手に入りやすい資料があります。


   

まずは、シカゴのCDのうち、日本で発売された一連の『ハート・オブ・シカゴ』シリーズのライナーには伊藤秀世さんによるシカゴの年表が記載されています。

もっとも、『ハート・オブ・シカゴ』というアルバムは多数存在し、実は、かなりややこしいことになっています。詳しい経過はこちらをご覧いただくことにして、ここでは日本でのみ発売されたいわゆる青盤、赤盤、緑盤、黄盤の4枚をご紹介するにとどめておきます。それぞれ表記された年代を中心としたバイオグラフィが載っています。


つづいては、『レコード・コレクターズ1995年12月号』です。該当号はシカゴ特集です。トータルで40ページを超すレビュー&写真からなる膨大な資料となっており、シカゴに興味を持たれた方には一番にオススメいたします。なぜなら、レココレは大手外資系CDショップにはバックナンバーとして数年前のものまでストックされているのが通常で、あえなく店頭になくても、取り寄せにより比較的簡単に入手が可能な部類の本だからです。