1984年8月に発表された河合奈保子の『DAYDREAM COAST』に収録されたシングル。とくにシングル・カットされたわけではないようです。
このアルバムは、久しく“CD-R”として細々と販売されている程度にとどまっていました(参照サイト:R盤)。
しかし、2007年12月19日、ついに『NAOKO PREMIUM』という豪華記念盤(22枚組BOX+1DVD)の中で、デジタル・リマスター化されて発売されました。
当アルバムは、デヴィッド・フォスターがアレンジを担当し、彼のお声がかりのLAミュージシャンが多数参加しています。楽曲は、これらLAミュージシャンの面々が作詞・作曲し、竜真知子さん、売野雅勇(うりのまさお)さんのお2人がその一部を日本語に訳したもので構成されています。どうやら、河合奈保子さんが直接ロサンゼルスに赴いて録音したようです。
デヴィッド・フォスターは、当時、シカゴのアルバム『ラヴ・ミー・トゥモロウ(シカゴ16)』(82年)、『シカゴ17』(84年)をプロデュースし終えたばかりで、おそらくは、その縁でピーター・セテラにデュエットでの参加を要請したものと思われます。
また、この『DAYDREAM COAST』に関しては、プロデューサー名がハッキリしません。しかし、どうなんでしょう、英字タイトルがメインであることから、デヴィッド・フォスターが担当したものと見るのが至当なのでしょうか。若干迷うのは、訳者の売野雅勇氏も、80年代の河合奈保子さんの作詞担当兼プロデューサー業をずっとやってこられた方だという点です。
ピーターは、得意のハイ・トーン・ヴォイスで、≪I'll be your love assistant baby≫という特徴あるサビ部分を歌い上げます。曲の後半もほとんどピーターの熱唱が続きます。
なお、同じくシカゴのビル・チャンプリンが、アルバムに収録された他の曲において、バック・ヴォーカルを務めています。
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