ただし 管理人
登録日: 2008.01.13 記事: 2636
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日時: Sat Feb 27, 2010 10:02 pm 記事の件名: カル・デイヴィッドとポール・コットンがコンサートを開催 |
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海外の情報です。
カル・デイヴィッドとポール・コットンが3月にコンサートを開催するようです。
2人は、イリノイ・スピード・プレスなどで行動を共にした仲ですが、シカゴの面々ともつながりがあります。
カル・デイヴィッドは、ジ・エクセプションズを結成した人物ですが、そこに途中加入し、後にメイン・ヴォーカルに成長したのが、若き日のピーター・セテラです。その後、カル・デイヴィッドは、ポール・コットンらとイリノイ・スピード・プレスを結成します。このグループの誕生には、ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオが関わっています。そして、イリノイ・スピード・プレスでドラムスを担当していたのがフレッド(フレディ)・ペイジでした。フレッド・ペイジは、悲劇的な死を遂げたと言われ、シカゴのダニー・セラフィンがそのフレッド・ペイジに捧げたのが"TAKE ME BACK TO CHICAGO"というわけです。ポール・コットンは、後年、ポコに参加します。さらに、2005年に発表されたポール・コットンの『WHEN THE COAST IS CLEAR』に収録されている"BARBADOS"には、ピーター・セテラがコーラスで参加しています。
このように、60年代にシカゴのクラブ・シーンで活躍していたミュージシャンは、お互い知り合いが多く、後年も何らかのつながりがあります。ピーター・セテラやダニー・セラフィンに限らず、他のシカゴのメンバーも、顔見知りな人がかなりたくさんいるようです。
なお、カル・デイヴィッドは、ポップスよりもブルーズ系の曲を好んでいたようです。イリノイ・スピード・プレスのウェブサイトのトップ・ページに搭載されている試聴曲などを聴いていると、シカゴの"SOUTH CALIFORNIA PURPLES"などが想起されるはずです。このことから、シカゴも、当時のミュージック・シーンの影響を受けてアルバム作りをしていたのだな、ということが分かります。
[Photo:illinoisspeedpress.com。左:ポール・コットン、右:カル・デイヴィッド] |
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